折り紙で桜の立体の花びらの切らない折り方と簡単リースの作り方!
かわいい桜の花びらは、折り紙の飾りや4月のリースの題材にピッタリですね。
今回は1枚の折り紙をあまり切らない方法でつくる立体的な桜の花びらと、リースの作り方を解説したいと思います。
最初に紹介している桜の飾りは、難しい切り方をしない作り方です。
1枚の折り紙にある簡単な切り方を施すことで、5枚の桜の花びらを作ります。
折り紙1枚をなるべく切らない方法で、平面的でない立体的な作品を作る方法ですね。
これに対して、次に紹介するリース用の桜の折り方では、四角い折り折り紙を丸く切る方法で、1枚ずつ花びらを作って計5枚をのり付けして飾りを作っていきます。
また、リースは折り紙を切らない方法で、簡単に作成することが可能です。
それでは、4月の桜の花びらの飾りの折り方から紹介していきたいと思います。
折り紙の桜の立体的な折り方!花びらの切らない作り方
まずは1枚の折り紙で、桜の花びらの簡単な折り方を紹介しましょう。
ふつう平面の折り紙1枚を桜の花びらの形に切る場合、なかなか切り方が難しいところがあります。
しかし、以下に記載した桜の折り方では、1枚の四角い平面の折り紙にある切り方を施すことで、かわいい5枚の花びらを簡単に、しかも立体的に作ることができるのです。
この切り方は1枚の折り紙を5枚に切って、それぞれで桜の花びらを作って、のりで張り付けするなどと言った難しい方法ではありません。
基本的にのり付け不要の簡単な方法で、必要最低限の箇所しか切らない方法です。
今回紹介する立体的な桜の作り方は、複雑に折り紙を切らないので、コツをつかめば誰でも簡単に折ることができます。
ぜひ桜の花びらの飾りの折り方をおぼえて、家族や友人の前で披露してみてくださいね!
平面の折り紙1枚を桜の花びらの五角形にする簡単な切り方!
今回は桜ですので、白やピンクの折り紙を用いるのが良いでしょう。
説明では15cm四方の平面の折り紙を用います。それでは折り方を解説しますね!
【1】以降の説明図において山折りは緑線、谷折りは青線とします。
まず、色のついた方を裏にして折り紙を三角に半分に折りましょう。
【2】折り目を付けたら折り紙を広げます。
今度は、先ほど付けた折り目と垂直方向に折り目を二か所作りましょう。
【3】折り目を付ける箇所は黄色い矢印で示した二か所です。
先ほど付けた折り目の地点と、その地点から折り紙の一角までの中間地点に折り目を付けましょう。
【4】折り目を付けたら折り紙を広げます。
中央に出来た十字の折り目の地点に、黄色の点で示した折り紙の一角をもってきて、青線で示したような折り目を作りましょう。
【5】折り目を付けたら折り紙を広げます。
先ほど作った十字の折れ目の地点に黄色の点をもってきましょう。
【6】最初に折り紙につけた三角の折り目に従って紙を折ります。
【7】図において黄色い矢印で示した地点を起点として、黄色い線で示した辺を黄色い〇の地点までもっていき、折り紙を折りましょう。
【8】黄色い矢印の地点と黄色い〇の地点を結ぶ線で山折りを行います。
【9】今度は黄色い矢印の地点と黄色い〇の地点とを結ぶ線で谷折りをしましょう。
【10】また黄色い矢印を起点として黄色い線で示した辺をもう一方の辺に持っていき、折り紙を谷折りします。
【11】一番上のひだを黄色い辺に垂直に谷折りして折り目をつけましょう。
【12】ここからが折り紙を五角形にするための切り方の紹介です。
折り目を付けたら、その折り目に沿って折り紙をハサミで切断します。
【13】切断したら折り紙を広げましょう。
五角形の折り紙から立体の桜の花びら5枚を作る!
【14】折り紙が正五角形になりました!
折り紙の折り目を以下の図のように修正して折り畳みましょう。
(緑線は山折り、青線は谷折りです。)
【15】黄色の点を中央線までもってきて、青線で示したような谷折りの折り目を付けます。
【16】先ほど付けた折り目に従って、折り紙のひだを内側に織り込みましょう。中割り折りです。
【17】残り4枚のひだも同様に中割り折りをします。
【18】5枚のひだ全ての中割り折りが完了したら、折り紙を広げて裏返しましょう。
【19】途中図です。折り紙の中央の点を上側に押し出して、折り目に従って折り畳みます。
【20】折り畳んだら、5枚のひだを2:3にわけて、図のように折りましょう。
後に、この5枚のひだは立体的でかわいい花びらになる部分です。
【21】図で示したような中割り折りを行います。1か所だけ分厚くなっていて、折り込みが難しい箇所があるので、破れないように注意しておりましょう。
【22】中割り折りが完了したら、1か所分厚くなっているひだを上向きにして開きます。
【23】途中図です。上から見たときに折り紙が平面になるまで開きましょう。
【24】黄色い点で示した角を中央の折り目のところまでもってきて、折り紙に青線で示したような折り目を付けます。
【25】黄色の点で示した一角を先ほど付けた折り目のところまでもってきて、再度折り紙に青線のような折り目を付けましょう。
【26】この折り目に沿って、折り紙をハサミで切断します。
本来の作り方では切らないのですが、後に桜の花びらになる部分が1枚だけ分厚くなってしまうのでここでは少し切ることにしました。
【27】切断したら、折り紙を折り目に従って折り畳みます。
【28】再び5枚のひだを2:3に分けましょう。
3枚の方から、ひだの先から1cmの地点をハサミで切断します。
切るときは切断された紙辺が二等辺三角形になるように斜めに切りましょう。
【29】先端を切断したひだの1枚を反対側へ移し、これを基準に残り2枚のひだも先端を斜めに切断してください。
【30】切断した部分は後に桜の花びらに特有のかわいい切れ込みの部分になります。
ここで、ひだを中割り折りしましょう。
折り方は中割折の線と中央線とのなす角がおよそ60°くらいになるようにします。
【31】残り4枚のひだも同様です。1枚分厚くなっているところがあります。
折り込みが難しいので、破れないように注意してくださいね!
【32】ひだの中割り折りした部分を開きます。
【33】青線の部分で折り紙を谷折りします。ひだを外側に倒して桜の花びらを作りましょう!
【34】かわいい花びらが出来ました。残り4枚のひだも同様に折りましょう。
1枚厚くなっているひだがあります。破れないように注意しましょう。
【35】 全ての箇所が折れたら、桜の花びらを立体的に整えて完成です。
【36】立体的な桜の花びらのかわいい飾りが出来上がりました!
折り紙での桜のリースの簡単な作り方!かわいい壁の飾りとして最適
この項では、まず初めに、リース用の桜の作り方を紹介したいと思います。
先ほどの桜の花びらの飾りと違って、ここではハサミの他にノリと色ペンが必要です。
また、今回紹介するリース用の桜の飾りには、1枚の折り紙で作る方法ではなく、花びらをそれぞれ別個に作って計5枚をくっつけるという方法を採用します。
やや難しい作り方になりますが、より立体的な作品を作ることが出来るでしょう。
また、今回紹介する作り方では、白いA4のコピー用紙を用いました。
濾紙を用いると、冒頭の紙を丸く切る作業を省くことができますよ!
あまり分厚い紙を用いると切る作業が難しいので注意しましょう。
リース用の桜はそれ単体でも4月の飾りにすることができます。
次に紹介するリースの作り方は簡単で、折り紙を切らない方法で複数のピースを連結していくという方法です。
作り方の説明では、リース用の桜の花びらを5つ使用しました。
それでは4月の壁飾りとして最適な、折り紙をあまり切らないでつくる桜の花びらの折り方と、そのリースの作り方を紹介します!
リース用の立体的な桜のかわいい飾りの折り方と切る方法!
【1】まず、A4コピー用紙の平面に、直径5cmの円を5つ描いて切り抜きましょう。
きれいな円に切るのは難しいので、大体で結構です。
【2】切る作業が完了したら、この5枚の円を半分に折りましょう。
【3】半分に折ったら、片半分に色ペンで色を塗ります。これも大体で結構です。
【4】塗り終わったら、全部の円を半分に折ります。
【5】それぞれもう半分に折りましょう。
【6】ここで、5枚を重ねる作業を行います。まず、1枚目と2枚目を交互に重ねましょう。
【7】次に2枚目と3枚目を交互に重ねます。
【8】更に3枚目と4枚目も交互に重ねましょう。
【9】最後に4枚目と5枚目も交互に重ねます。ここはズレないようしっかり行いましょうね!
【10】全てを重ね終わったら、5枚まとめて円弧の箇所をきれいに切る作業を行います。
【11】切る作業が完了したら、広げて、うち1枚に図のような谷折りの折り目を付けましょう。
十字についている折り目を二等分する位置ですね。
【12】これまでつけた折り目を二等分する位置に図のような山折りの折り目を付けます。
【13】折り目に従って折り畳みましょう。
【14】1ピース(花びら)が完成しました。残りの4枚も同様に折ります。
【15】全部折れたら、5枚の花びらをノリでくっつけましょう。
【16】1ピース取って、図の黄色の点線内にノリを付けます。
【17】ここへ2ピース目をくっつけましょう。
同様の手順で3つ、4つ、5つ目のピースもくっつけ、最後に5つ目を1つ目のピースにつなげます。
【18】全部くっつけたら内側を広げてノリを付けましょう。
【19】ノリを付けたら閉じてくっつけます。
【20】閉じ終わったら、桜の花びら全体を立体的に整えましょう。
ノリが乾いたら、花びらにかわいい切り込みを入れる作業を行います。
【21】切り方は、花びら1枚を平面にして、先端から5mm程度の地点をハサミで切りましょう。
切れた紙辺が二等辺三角形の形になるようにしてください。
【22】残り4枚の花びらにも同様の切る作業を施します。
【23】5か所の花びら全て切ることが出来たら、4月の桜の飾りの完成です。
折り紙で作るリースの切らない折り方!
【1】15cm四方の折り紙を10枚用意します。
【2】まず裏返して、図のような谷折りの折り目を付けましょう。
【3】中央の十字線に折り紙の二つの角をもってきて、図に示すような谷折りを行います。
【4】折り紙の下半分を半分に折りましょう。
【5】最初に付けた折り目に従って紙を折ります。
【6】更に図に示すような長方形ABCDを半分にする位置で山折りを行いましょう。
【7】中央線で紙を半分に谷折りします。
【8】1ピースが出来ました!計10ピース作製します。
【9】10枚作製したら、1枚ずつ組んで、リースを作っていきましょう。
【10】1ピース目を2ピース目に組み込んでいきます。
ノリを使わずにリースを組んでもピースの開力(紙が外側へ開こうとする力)によって、安定させることが出来ますが、ノリを使って固定してしまった方が安定することでしょう。
【11】同様に残りのピースも組んでいきます。
【12】全部くっつけて完成です。ここで、先ほど作成したリース用の立体の桜をくっつけていきます。
【13】立体の桜の裏側にノリをくっつけて、リースの適当な位置に貼り付けましょう。
4月の桜の花びらを貼り付ける位置には、特に決まりはありません。
しかし、貼り付ける位置が正五角形を描くように決めると良いでしょう。
【14】全部くっつけたら乾くのを待ちます。
【15】紐をくっつけて、4月の桜のリースの完成です!