犬への芸の教え方や種類!あごのせなど簡単でかわいい&面白いもの
犬に芸を教えるのは大変そうだと思っていませんか?
犬の芸には色々な種類があり、簡単なのにかわいい&面白いものもあるんですよ。
こちらでは「あごのせ」「バイバイ」や「ゴロン」「フェイス」「バーン」など、簡単でかわいいものや面白い犬の芸の種類と、その教え方や教える順番を分かりやすくご案内していきますね。
犬の芸の種類一覧!簡単なのにかわいい&面白いのはどれ
犬の芸によっては教える順番があり応用の技なんかもありますが、まずは、主要となるものを一覧にしましたので確認していきましょう。
【犬の芸の種類と教え方の難易度やかわいさ&面白さ 一覧】
犬の芸の種類 | 教え方の難易度 | かわいさ | 面白さ |
あごのせ | ★ | ★ | ★ |
お手おかわり | ★★ | ★★ | ★★ |
バイバイ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
ちょうだい | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
ちん | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
ゴロン | ★★★ | ★★★ | ★★★★ |
バーン | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
フェイス | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
反省 | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
わんちゃんの芸の一覧としても使ってもらえると思いますので、やってみたいものがあれば愛犬と一緒にチャレンジしてみましょう。
楽しく教えられるように無理のない教え方を選んでいますので、犬のしつけ初心者や芸を初めて教える場合など簡単に取り組んでいただける内容ですよ。
犬の芸の種類と、教え方の簡単さや、かわいい&面白いものなのかが一覧で分かりますので、習得レベルに合わせてステップアップしていきましょう!
犬の芸の教え方!「あごのせ」や「バイバイ」といった簡単な種類を教える順番
「あごのせ」や「バイバイ」のようなかわいいものや面白い犬の芸を見るとわんちゃんに教えたくなりませんか?
犬への教え方には基本があり、その応用をしていくことで何歳まででも、さまざまなかわいい&面白い芸を教えることができます。
「あごのせ」はかわいい芸で犬に簡単に教えられるので、いつからでも取り組んでいただけるでしょう。
「あごのせ」から犬の芸の教え方や教える順番に慣れてきたら、「バイバイ」にもチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?
犬の芸にはたくさんの種類がありますので、まずは、基本の教え方や教える順番とコツをご案内します。
犬の芸の教え方や教える順番の基本!
まずは、犬の芸の教え方や教える順番の基本を確認していきましょう。
犬の芸の教え方の基本は大きく分けて3つあります。
シニアのわんちゃんも増えている中で、「犬の芸は何歳までできるのかな?」と心配に思われていませんか?
しかし、犬の芸の教え方の基本さえ押さえていれば、何歳まででも楽しみながら教えることができるので、わんちゃんとのコミュニケーションツールとしても使うことができて一石二鳥なんですよ。
また、子犬の場合は「いつから教えればいいのか?」と疑問に思うことも、あるでしょうが、簡単なものからであれば、いつからでもわんちゃんと楽しみながら取り組んで構いません。
【犬の芸の教え方や教える順番の基本】
食べることが好きなわんちゃんなら、芸を教える際に犬を誘導することもあるので、ごほうびとして「食べ物」を使うことをおすすめします。
芸を教える際に、一口大にちぎることができるもので、チーズやお肉など愛犬が喜ぶものを数種類用意しましょう。
食べ物にはあまり興味がない愛犬の場合は、おもちゃやあなたが褒めることをごほうび代わりにしても構いません。
犬の芸の教える順番としては、まずは、簡単なものから教えて自信をつけてあげてから難しいものにも挑戦しましょう。
具体的には「あごのせ」や「バイバイ」などが簡単で、いつからでも教えやすい種類の芸であり、初めての犬(わんちゃん)のチャレンジにはぴったりです。
簡単なものから教えれば、犬の芸は何歳まででも教えることができますよ。
芸がうまくできないからといってトレーニングの時間が長時間になってしまうと、愛犬の集中力が落ちてしまったり、自信を失ってしまうことがあります。
最初は、1分練習したら、1分休憩を入れるなど短時間から始め、トータルの時間も長時間にならないよう、愛犬が飽きてしまう前に芸のトレーニングを切り上げ、わんちゃんが楽しい気持ちの状態で終えるようにしましょう。
犬の簡単でかわいい芸「あごのせ」の教え方と教える順番!いつからでも何歳まででもできる覚えさせ方
たくさんの種類がある犬の芸ですが、簡単なものとしてはかわいい「あごのせ」や、面白い「バイバイ」がおすすめです。
犬の芸として簡単なかわいい「あごのせ」と、面白い「バイバイ」の教える順番や流れの一覧をご覧いただきましょう。
最も簡単に教えられる種類の犬の芸が「あごのせ」です。
「あごのせ」は面白い芸ですが、簡単なので犬が何歳まででも教えられ、いつからでも取り組めます。
この「あごのせ」の芸は簡単ですぐにできますので、犬(わんちゃん)と一緒にやってみましょう。
① 愛犬のフードやおやつを用意する。
② 飼い主さんの手のひらにフードやおやつを1つ乗せ、わんちゃんの目の前に下ろす。
③ 手のひらに、犬のあごが乗るように食べさせる。
④ ①~③を何度か繰り返し、何も乗せていない手のひらを目の前に下ろし「あご」と言う。
⑤ フードやおやつがあると思い、あごを乗せてくるのであごが乗ったらすぐにごほうびを出す。
※ ⑤を繰り返し、「あご」と言えば確実に愛犬がやってくれるようになれば、「あごのせ」の芸の完成です!
犬の芸として簡単で面白い「バイバイ」の教え方!教える順番は「お手」を練習してからステップアップ
犬にこの芸を教える順番は、はじめに「お手」を教え、その後「バイバイ」を教えます。
犬(わんちゃん)がお手ができるようになったら、思い切ってバイバイにもチャレンジしてみましょう。
ちなみに、犬の足は構造的に横に動かすことが難しいので、横に振るのではなく、縦に振るバイバイをご案内していきますね。
動きとしては犬の体に負担も少ないので、「バイバイ」も何歳まででもできる芸です。
① お手の位置を高くし、ハイタッチができたら褒めてごほうびをあげる。
② ハイタッチの手を犬から離し、空中に前足が浮いた状態のポーズができるようにする。
③ ②状態を1秒でも長くキープできたら犬を褒める。
④ ②の状態で、少し愛犬の前足が前に動いたタイミングを褒めていく。
⑤「バイバイ」と指示を出しながら、④の前足が動くことを褒め続け、犬が手招きするようにできたら褒める。
※ ⑤を繰り返し、「バイバイ」と言えば愛犬が前足を上げて手を振れるようになれば芸の完成です!
犬のかわいい&面白い芸「ちょうだい」「ちん」や「ゴロン」「バーン」などの教え方と教える順番一覧
「あごのせ」「バイバイ」のような簡単な芸を犬(わんちゃん)ができるようになれば、次は少し難しいものにも挑戦してみましょう!
「ちょうだい」のように普段の生活で役に立つものもあれば、「ちん」「ゴロン」とか、「フェイス」「バーン」や「反省」のように、かわいい上に面白い犬の芸など種類もたくさんあるので、どれをいつから教えようかなと教える順番も迷ってしまうかもしれません。
こちらでご案内する犬の芸の教え方の手順をご覧いただき、教えることができそうなものから順番にステップアップしていってくださいね。
犬のかわいいのに面白い芸「ちょうだい」と「ちん」の教え方や教える順番一覧
「ちょうだい」は犬におもちゃを持って来させたり、何かを取ってきてほしいときにも便利な芸です。
また、おもちゃが大好きすぎる犬の場合は無理におもちゃを取ってしまうと、嫌な気持ちになってしまうこともあるので、「ちょうだい」を使って楽しくおもちゃを口から離し褒めてあげられるように芸を練習させてみてはどうでしょうか!
「ちょうだい」は犬がいつからでも何歳まででも楽しみながらできる芸ですので、遊びの延長でできるところも教えるメリットです。
犬の芸の中でも面白いのに役に立つ「ちょうだい」の教え方と教える順番を一覧にしていますので、確認しながらやってみましょう。
① 犬が遊んでいるときにおもちゃを口にくわえているときを狙って「ちょうだい」と言って手を出す。
② おもちゃがちょうど手の上に落ちるように受け取り、できたら犬を「褒める」
③ ①②を繰り返し、「ちょうだい」と言っておもちゃが手の上に乗ったら褒める。
④ 少しずつ離れたところでも「ちょうだい」と言えば、犬が持ってきてくれるようにする。
⑤ おもちゃを犬から離れたところに置き、指をさして「ちょうだい」と言って持ってくる練習をする。
おもちゃであまり遊ばない愛犬は結んだタオルなど、ちょうだいを教える前にくわえやすい種類のものを用意し、少しでもくわえようとしたら褒めて、口にくわえることから芸を教えましょう。
すでに「おもちゃを取ろうとすると怒る」「手を出すと咬む」恐れがある犬はちょうだいをむやみに教えようとせず、いつから教えるかなど それらの改善と一緒に芸のトレーニングの順番を計画してから教えるようにしてくださいね。
「ちん」はわんちゃん(犬)が後ろ足のみで支えて立ち、前足を上げた状態をキープした体勢をする芸です。
犬への芸の号令は「ちん」のほかにも、「ベック」と言うこともあります。
「ちん」は面白い芸なので、犬(わんちゃん)とのあいさつ代わりに教えてみてはどうでしょうか。
① 食べ物を持ち、犬の鼻のあたりまで持っていき、おすわりの状態から上にゆっくりと上げていく。
② 犬の前足のみが上がれば、そこで「ごほうび」をあげる。
③ 犬が②のポーズがスムーズにできるようになるまで、芸を繰り返し練習をする。
④ ②のポーズをする前に「ちん」や「ベック」という芸の号令を言う。
⑤ 芸の号令を言って、愛犬が「ちん」のポーズができるまで練習する。
「ちん」は後ろ足や腰に負担がかかりやすいため、痛めやすい胴長の犬種はこの芸を教えることは控えましょう。
犬の芸の応用の教え方!難易度の高い「ゴロン」「バーン」と「フェイス」や「反省」の教える順番は鼻から誘導
今回の犬の芸の中でも難易度の高い「ゴロン」や「フェイス」と、それぞれの応用技の教え方と教える順番を一覧でご案内しましょう。
教える順番は「ゴロン」と「フェイス」といった芸を愛犬にそれぞれ教えてから、応用技の「バーン」や「反省」を教えていってくださいね。
「ゴロン」「フェイス」やそれを応用した「バーン」と「反省」はかわいい上に面白い、わんちゃんの賢さもアピールできる犬の芸ですよ!
① 手におやつやフードといった食べ物を持ち、それを犬の鼻のあたりに持っていく。
② 犬の鼻がなるべく手から離れないようにゆっくりと動かし「伏せのポーズ」にする。
③ 犬が足を崩し、横を向いてお腹側に鼻が来るように誘導し、そのまま半円を描くように動かしてゴロンのポーズにする。
ゴロンのポーズができたら、手の中の食べ物を愛犬にあげて褒める。
④ ③までを繰り返し、スムーズに手の動きが小さくても犬がこの芸をできるようにする。
犬に「ゴロン」をまず教えることで、その応用で撃たれたように倒れて見せる「バーン」という面白い技ができますよ。
① 犬にゴロンをさせるときの手の親指と人差し指を立て、「鉄砲」の形に見えるようにする。
②「バーン」と言いながら、ゴロンのときのように動かす。
③「バーン」と言って、愛犬がゴロンの芸をすぐにできるように繰り返し練習する。
「バーン!」と言ってバタンと倒れるというような勢いがあったほうが芸として面白いので、この号令で素早く愛犬が倒れてくれるように練習してみましょう。
① 粘着力の弱いテープを犬の鼻かほっぺの辺りに貼り、そのテープを気にして、前足を顔にかけたら褒めてごほうびをあげる。
② テープを少しずつ小さくしながら①を繰り返す。
③ 愛犬が前足を顔の鼻の辺りにかけそうな時に「フェイス」と言って言葉を教える。
④ テープをなくし、「フェイス」と言って愛犬がこの芸をできるようになったら褒める。
犬の鼻のあたりに前足をかける芸の「フェイス」を応用してみましょう。
「フェイス」を犬にまず教えることで、その応用でさらにかわいい「反省」という芸ができますよ。
① テープを貼る位置を鼻から少し変え、犬の「頭」辺りに変える。
② 犬への芸の教え方は「フェイス」と同じで、言葉を「反省」にする。
③「反省」と言って、犬が前足を頭に持ってくることができるようになるまでこの芸を練習していく。
特に、「反省」は首に負担がかかるため、首や気管に不安がある犬はこの芸を控えておきましょう。