犬が梅干しを食べたり種を飲み込んだけど大丈夫?排出するには!?

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犬が梅干しを食べたり種を飲み込んだけど大丈夫?排出するには!?

日本を代表する保存食のひとつである「梅干し」は、犬が食べても大丈夫な食品なのでしょうか!?

 

思い浮かべるだけで唾が出てしまう程の独特なすっぱさをもつ梅干しは、犬が好きな味ではないかも…と考えてしまいますよね。

 

今回は、

犬は梅干しを食べれるの?

犬が梅干しを食べたら何か危険はある

犬が梅干しの種を飲み込んだら危険?排出させる方法はあるの?

犬に梅エキスしそはちみつ漬けなどをあげても大丈夫?

こういった、犬が梅干しを食べても大丈夫なのか、中心の種を飲み込んだらどうしたらいいのかといった疑問についてお答えしていきましょう。

 

意外に思われるかもしれない犬と梅干しの関係について、分かりやすくお伝えしていきますね。

 

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犬は梅干しを食べても大丈夫?好き嫌いが分かれそうな味だけど与えるメリットはある!?

こちらでは、犬は梅干しを食べれるのかについて詳しくご案内していきましょう。

 

すっぱい酸味が癖になる梅干しは、人間でも「すごく好き!」「苦手かも…」と評価が分かれがちです。

 

古くから健康への効果が認められてきた梅干しは、犬が食べても大丈夫な食品なのかについてお伝えしていきますね。

 

犬は梅干しを食べても大丈夫!塩分が多いので量には気をつけて

梅干しは犬が食べれる食品ですので、食事のトッピングとして与えても大丈夫ですよ。

 

「えっ、大丈夫なの?」と意外に思われるかもしれませんが、梅干しには「塩分」以外に犬に害のある成分は含まれていません。

 

 

ただし、梅干しを犬に食べさせる時には、塩分の摂り過ぎに注意してくださいね。

 

梅干しをどれくらい食べたら犬にとって塩分が多すぎる?

塩分は犬にとって必要な栄養素で、ドッグフードにも適量のナトリウムが含まれています。

 

後ほど詳しくお伝えしますが、1日に摂取できる塩分の量を守らないと、犬が中毒を起こす危険があるため注意しましょう。

 

犬に必要なナトリウム濃度体重1㎏当たり 25~50mg/1日

 

分かりやすく塩分に換算してみると、こちらの通りです。

 

犬に必要な塩分濃度体重1㎏当たり 0.06~0.12g/1日

例えば、体重5㎏の犬の場合は1日に必要なナトリウム量は125~250mgで、塩分に換算すると0.317~0.635gです。

 

 

犬が1日に必要な塩分量はそれほど多くなく、さらに、体重1㎏あたり2~3g摂取してしまうと中毒を起こす危険が高まります。

 

塩分過多により中毒を起こしてしまうと、犬が吐いたり下痢をしたりする可能性があるため注意しましょう。

 

 

種類によって異なりますが、標準的な大きさの梅干しの可食部15gに含まれる塩分は2.3gほどです。

 

梅干しの可食部を4分の1与えると塩分は0.575g、体重5㎏の犬が1日に必要な摂取量は0.635gですので、そのまま食べさせるとギリギリの量になってしまいます。

 

ドッグフードにも塩分が含まれていることを考慮すると、犬に食べさせる時は許容量ぎりぎりにならないように少なめの量に抑えましょう。

 

梅干しの種は危険!犬に食べさせるのは梅肉の部分だけ

梅干しを犬に食べさせる時に大切なポイントがひとつあります。

 

それは、犬に食べさせるのは「梅肉」だけに限定しましょうということです。

 

 

後ほど詳しくお伝えしますが、梅干しの種は犬にとって危険が大きいため、絶対に与えないようにしてくださいね。

 

犬が梅干しの種を食べた場合、飲み込んだものを吐かせるなどの大変な処置が必要になる可能性があります。

 

愛犬が梅干しの種を誤って飲み込んだりしないように、可食部の梅肉だけを切り分けて食べさせてあげましょう。

 

 

梅干しは人間でも好き嫌いが分かれるので、愛犬が食べたがらないことがあるかもしれません。

 

愛犬が梅干しを好きではなさそう…と感じたら、無理に食べさせることはしないようにしましょう。

 

犬が食べれる梅肉の健康効果!

 

それでは、可食部である梅肉には、犬にとって、どのような効果をもつ栄養素が含まれているのかご案内していきますね。

 

クエン酸

梅干しの酸味の元になっており、エネルギーを生み出すために必要な成分です。

 

梅肉に含まれるクエン酸には、犬の疲労を抑制したり、カルシウムや鉄などの吸収を助けたりする効果があります。

 

梅ポリフェノール

高い抗酸化作用をもち、犬の老化を防止するために有効な成分です。

 

梅肉に含まれるポリフェノールには、血圧を下げたり、消化機能を改善したりする犬に嬉しい効果も期待されますよ。

 

カリウム

カリウムは犬の体内で塩分バランスを調整する働きをもつ成分です。

 

カリウムの働きによってナトリウムを体外に排出することで、犬の血圧を正常に維持する効果があります。

 

 

クエン酸を筆頭に、梅肉の主な効果は運動後などの愛犬の回復を補助するといったものです。

 

犬が梅干しの種を飲み込んだり大量に食べたりしたらどうなる?排出させる方法とは

「梅干しは犬が食べれる食品なので大丈夫!」とお伝えしてきましたが、飼い主であるあなたに把握しておいてもらいたい注意点もあります。

 

こちらでは、犬に梅干しを食べさせる際の注意点をまとめてご案内していきましょう。

 

 

目を離した隙に「犬が梅干しの種ごと飲み込んだみたい…」、そんな時に応急処置で吐かせることができるのか心配ですよね。

 

犬が梅干しの種を食べたり飲みこんだりした場合に考えられる危険性や、排出させる手段、中毒の可能性についても詳しくお伝えしていきます。

 

犬が梅干しの種飲み込んだらどうしたらいい?排出や吐かせる方法とは

先ほど少しだけ触れたように、犬に梅干しの種を食べさせると健康を損なう危険性が高いため十分に気をつけましょう。

 

 

梅干しの種は、犬が喉や腸に詰まらせる危険が!

犬には食べ物を咀嚼する習性がないため、梅干しの種を丸ごと食べたり飲み込んだりしてしまう危険性があります。

 

一般的には、梅干しの種は消化されずに体外に排出されるのですが、体の小さな犬の場合は喉や腸に詰まらせることがあるため注意が必要です。

 

 

梅干しの種が喉に詰まった時にうまく吐かせることができないと、愛犬の命にも危険が及んでしまいます。

 

犬の苦しそうな様子に気がついたら、口を開けて舌を引っ張り、気道を確保することで一時的な対処にはなるでしょう。

 

 

しかし、梅干しの種を吐かせるなどして正しく排出させることは素人には難しいため、速やかに獣医師に連絡し処置してもらう必要があります。

 

そして、梅干しの種が腸まで流れてしまうと、吐かせることはできないので便として排出されるのを待つしかありません。

 

 

問題なく排出されれば安心ですが、梅干しの種が詰まると「腸閉塞」を引き起こす可能性があります。

 

腸閉塞になると、愛犬が食欲不振を起こすことや、何日も便が出ない、吐いたり衰弱したりするなどの危険な状態に陥ってしまうため注意が必要です。

 

 

愛犬の命に係わるような手遅れの事態になる前に、速やかに獣医師に相談するようにしてくださいね。

 

梅干しの種を食べたり飲み込んだりすると、獣医師による処置で吐かせる、排出させる必要があるなど、愛犬に大きな負担をかけることになってしまうことを忘れないようにしましょう。

 

梅干しは犬が大量に食べたら危険!中毒で吐いたりする可能性があるので注意して

梅干しに多く含まれている「塩分」は、犬に中毒を引き起こす危険性があるため注意してください。

 

 

梅干しの塩分の過剰摂取による中毒で、犬が吐いたりする危険が!

塩分の摂り過ぎで犬に中毒が起きると、喉の渇きで水を飲みたがったり、吐いたりする可能性があります。

 

ひどい場合には、けいれんの他、腎臓や心臓への負担で心不全を起こすなど、犬の命に係わる恐れがあるので注意しましょう。

 

 

ちょっと梅干しをあげすぎてしまったかも…と心配になっても、愛犬の様子がいつもと変わりなければ、しっかり水分を摂らせて様子をみてあげれば大丈夫ですよ。

 

しかし、犬が吐いたり下痢をしたりするなどの何らかの体調不良を示したら、すぐに獣医師に相談するようにしてくださいね。

 

 

未熟な青梅には、犬に中毒を引き起こす成分が

熟していない青梅には中毒を引き起こす成分が含まれているので、犬が誤って食べたりしないように気をつけましょう。

 

 

生の青梅の種や果肉には「アミグダリン」という物質が含まれています。

 

アミグダリンは犬の体内に存在する酵素の働きで「シアン化水素」という青酸系の毒素に分解され、中毒を引き起こす原因になってしまうのです。

 

 

犬がシアン化水素による中毒を起こすと、吐いたり、呼吸が苦しくなったり、ひどい場合には息が出来ずに死亡してしまうこともあります。

 

漬ける前の青梅を犬が口にしてしまった時や、散歩コースに落ちていた実を拾い食いしてしまった場合にはすぐに吐かせるようにしてくださいね。

 

犬は梅エキスなどの加工品は食べれる?しそ漬けなどは一緒にあげてもいいの!?

バリエーションが豊富な梅干しは、しそ漬けやはちみつの風味で香りづけしたものなど様々な商品があります。

 

梅しそ漬けやはちみつの風味をつけたものなら、愛犬も気に入ってくれるかもしれないですよね。

 

 

こちらでは、梅干しに風味を加えたものでも犬に食べさせて大丈夫なのか、注意点を含めてご案内していきましょう。

 

また、「梅から抽出したエキスのような加工品は大丈夫?」という疑問にもお答えしていきますね。

 

犬は梅干しを「しそ」や「はちみつ」と一緒に漬けたものでも少量なら食べさせてOK!

赤いしそやかつおぶし、はちみつと一緒に漬けたものなど梅干しには多くの種類がありますよね!

 

 

実は、梅干しと一緒に漬けてある食材が犬が食べれるものなら与えても大丈夫なんですよ。

 

梅しそ漬けは犬が食べても大丈夫?

昔からの大定番といえば、「赤いしそ」と漬けた梅干しではないでしょうか。

 

 

さっぱりとした風味の梅しそ漬けは食欲をそそる味ですよね。

 

ちなみに、赤いしそには梅干しの色づけと保存性を高める効果があります。

 

 

梅しそ漬けに使われているのは、犬が食べれる食材だけなので与えても大丈夫なんですよ。

 

実の酸っぱさが好きではない愛犬も、梅しそだけなら食べれるかもしれませんね。

 

 

梅しそを刻んで、普段の食事にトッピングしてあげるなどして慣れさせてあげるのもおすすめです。

 

ただし、梅しそ漬けにも多くの塩分が含まれているので、与える量には十分に気をつけてくださいね。

 

 

はちみつと一緒に漬けたものは?

梅干しを漬ける過程で「はちみつ」を加えるとまろやかな味わいに変化します。

 

はちみつのおかげで、一般的な梅干しよりも食べやすくなるため、「これなら食べれる!」というワンちゃんもいるかもしれませんね。

 

 

はちみつは少量なら犬が食べても大丈夫な食品なんですよ。

 

ただし、はちみつと漬けた梅干しには、塩分も糖分も多く含まれるため、こちらも与える量には注意してくださいね。

 

犬は梅エキスなどの加工品は食べれる?専用の商品を選ぶと安心!

梅エキスはワンちゃん向けの商品も販売されており、犬が食べても大丈夫な食品のひとつです。

 

まずは「梅エキス」とはどのような食品なのでしょうか?

 

 

答えは「青梅の果肉から絞った果汁を、長時間加熱してペースト状にしたもの」です。

 

注意事項のところで、青梅には中毒成分が含まれてるとご説明したので、「あれっ?」と思われたかもしれませんね。

 

 

なぜ梅エキスは大丈夫なのかというと、「製造過程で加熱される」のが大きなポイントです。

 

青梅の中毒成分の「アミグダリン」は成熟していく過程や、塩などで漬けたり加熱したりすることでほとんどが消失します。

 

 

そのため、梅エキスには中毒の心配はほとんどありません。

 

ただし、犬は人間に比べて体が小さいため、念のため梅エキスを食べさせる時にはワンちゃん用に作られた製品を選ぶとより安心でしょう。

 

 

梅エキスには「ムメフラール」という新規化合物が含まれることが1999年に発見されました。

 

梅エキスの製造過程で加熱調理されることで生み出されるため、ムメフラールは生の実には含まれない成分です。

 

 

ムメフラールには血液の流れをサラサラにして、血流を促進する効果が期待できます。

 

犬にとっても健康効果が期待される一方で、酸味の強い梅エキスは好き嫌いの分かれる味です。

 

そのため、愛犬に梅エキスを食べさせる時には、少しの量から様子をみてあげましょう。

 

 

 

今回は、梅干しを愛犬に食べさせることで期待できる効果や注意点についてご案内しました。

 

愛犬が梅干しの酸っぱさを好きそうな様子なら、適量食べさせてあげて問題ありませんよ。

 

 

栄養がギュッと詰まった梅干しですが、犬に食べさせるときには、種や塩分の摂り過ぎには注意が必要です。

 

犬に食べさせるのは適切な量の梅肉だけに限定しましょう。

 

梅干しを食べ過ぎて犬が吐いたりした場合には中毒の心配があるので、何か異変があればすぐに獣医師に相談するようにしてくださいね。