猫が甘えん坊すぎる!見分け方のチェックとオス・メスや種類での特徴
猫は気まぐれで気分屋なので、飼い主がある程度性格などを把握しないと上手く付き合っていけませんが、基本的には甘えん坊な子の多い生き物です。
機嫌が悪ければパンチしてきたり急に噛むこともありますが、猫の気分次第ではゴロゴロ言ってかわいい声で甘えん坊な一面を見せてきたりもします。
今回は、次の2つについて分かりやすく詳細にご案内していきましょう。
甘えん坊な猫はどんな性格で、どのような特徴があるのか?
また、甘えん坊な猫の意外な種類や柄と、オスとメスどちらがそうなのかもご案内していきますね。
猫の甘えん坊度をチェック!「種類」や「柄」「性別」からの見分け方!
猫が甘えん坊かどうかの見分け方はいくつかありますが、普段の行動からだと、「鳴き声」からもチェックすることができます!
また、甘えん坊になる猫の見分け方として、「種類」や「柄」も関係があるのです。
さらに、猫の性別でも甘えん坊になりやすいのか、なりにくいかが分かれてきます。
性格などの個体差や育て方と環境でも大きく変わってくるので、飼ってみないとどう育つかは分かりませんが、甘えん坊と言われている猫には特徴や多くの見分け方があるのでご案内していきましょう。
猫の甘えん坊度をチェック!特徴的な行動や鳴き声
まずは、甘えん坊度のチェックと、甘えたすぎる意外な猫の「種類」「柄」や「性格」、オスとメスどちらがそうなるのかの見分け方から見ていきますね!
最初に、猫の甘えん坊度をチェックしてみましょう!
こちらから、甘えん坊な猫がする特徴的な行動をチェックできますよ。
甘えん坊な猫は飼い主が移動すると、うざいくらいどこまででもついて行きます。
猫の子供がお母さんを追いかけるように、飼い主を追いかけてくるのです。
猫がどこまででも追いかけてきて、飼い主のそばにピッタリとくっついていたら甘えん坊すぎる特徴を持っていいると考えていいでしょう。
猫が飼い主のお腹や毛布の上で、前足をふみふみしている姿を見ることがあるでしょう。
母親と早く離れてしまった子が、いつまでも子猫の気分が抜けずに甘えん坊がする特徴的な行動です。
猫は安心している時や気持ちがいい時に、喉をゴロゴロ鳴らしています。
猫が飼い主のそばでゴロゴロ言っている時は、甘えている証拠なのでしっかりかまってあげましょう。
しかも、高くかわいい鳴き声で甘えん坊の猫は鳴くのです。
高い鳴き声は猫は飼い主の耳に届きやすく、構ってもらえると分かっているため、甘えん坊の見分け方にもなります。
上記の特徴のチェック項目が一つでも当てはまっていれば、その猫は甘えん坊であると言っていいでしょう。
もし、これら全てのチェックに当てはまる場合は「甘えん坊すぎる猫」と判断して間違いありません。
甘えん坊猫の見分け方!「ペルシャ」や「ベンガル」「キジトラ」は人懐こい!
甘えん坊になったと言われている猫には特徴があります。
意外にも甘えん坊な猫と言われている種類を見ていきましょう!
「ベンガル」という種類の猫は「野生味あふれるヒョウ柄模様」という特徴をがあります。
そのため、ヤンチャなうえ、野生的でなかなか懐きそうにないというイメージがあるかもしれません。
しかし、ベンガルは「とても人懐こく」、高い鳴き声を持つ甘えん坊すぎる猫なのです!
ベンガルは基本的には人懐こい性格をしている猫ですが、初めて会う人には人見知りを発揮し、噛むことがあります。
しかし、ベンガル猫は飼い主など、慣れた人には甘えん坊すぎる一面を見せるのです。
また、ベンガルは運動とお喋りが大好きなのが特徴の猫で、一緒にたくさん遊んであげたり、お話ししてあげることで「お話ししよう」「遊んでほしい」と言う行動から甘えん坊になってきたりすることもあります!
「ペルシャ」という種類の猫は、高貴な容姿からプライドが高く扱いにくそうだというイメージはないでしょうか?
しかし、ペルシャは「穏やかで我儘もあまり言わないため飼いやすい」のが特徴の猫で、意外にも甘えん坊すぎる一面を持ちます!
そのため、ペルシャは人懐っこく、飼い主にはどんどん甘えん坊になっていく猫ですが、マイペースな性格も持ち合わせており、構い過ぎてしまうと甘えてこなくなるので注意しましょう。
また、ペルシャは「長時間の抱っこも苦手」としています。
このように、ペルシャのペースに合わせて構ってあげると、どんどん甘えん坊になってきたりするというのが特徴です。
ベンガルに似た容姿を持つ「キジトラ」柄の猫も野生的に見えますが、甘えん坊な傾向が見られます。
キジトラ柄の猫は「とにかく人が大好き」で、触られたり抱っこされることも大歓迎な子が多いのが特徴です!
しかし、キジトラ柄の猫は人が大好きすぎて孤独を嫌い、「分離不安」になってしまうことが多いことから注意が必要となります。
かわいい行動に目をひかれて構いすぎてしまうと、猫が分離不安になってしまうため、ある程度の距離感を持ってキジトラ柄とは接していきましょう!
キジトラ柄は甘えん坊すぎる上に、人に慣れるのも他の種類に比べ早いため、とても飼育しやすい猫の一つです。
猫のオスはうざいくらい甘えん坊すぎる!メスは臆病&ビビりで人見知りな性格
実は、猫はメスより「オスの方がうざいくらい甘えん坊」なことが多いのです。
もちろん、ネスの猫も甘えん坊なのですが、オスの方が愛情表現がうざいくらいストレートでしつこく甘えてきます。
なぜ、オスの方がうざいくらい甘えん坊な傾向にあるのでしょうか。
その理由は、自然界でオス猫は「メスの気を引くように好意をすぐ伝える」ため、それが飼い主に甘える行動へと繋がっているからです。
また、猫のオスはメスに比べ執着心が強いため、「飼い主が構ってくれる」まで甘える行動をうざいくらいしつこくアピールし続けてきます。
うざいと思っても、愛情表現なので構ってあげてください。
抱っこ好きな子も多く、スキンシップをたくさん取りたい、甘えん坊すぎる猫が好きな初心者であれば「キジトラのオス」がおすすめでしょう。
メスはかわいい鳴き声で鳴き、おとなしい性格で綺麗好きなのですが、基本的に臆病でビビり、人見知りな一面があるのが特徴です。
そのため、飼うのであれば猫好き上級者向けになります。
メス猫は「臆病でビビり、人見知りな性格」であることが多いため、誰にでも甘えん坊というわけではありません。
猫のオスは人見知りをあまりせず、初めて見る人にも人にどんどん近づいていきますが、メスはまず「高いところから観察する」ように見下ろしているイメージがありますよね。
こういった様子があれば、警戒心が強く、臆病でビビりな「人見知り猫」です。
臆病でビビりな猫は簡単には人に慣れませんが、ゆっくり時間をかければ甘えん坊すぎる子になってくれます!
時間をかけていけば、飼い主にだけ甘えん坊な姿を見せてくれるようにはなりますが、人見知りな一面があるため、他の人には甘える姿はほとんど見せません。
そんな臆病でビビりで人見知りな性格の猫は、ゆっくり時間をかけて徐々に甘えん坊になってくることもあり、そのような態度を飼い主にだけとるところはかわいいものですよ。
かわいい猫を甘えん坊にする育て方!注意点をチェック
もともと生まれ持つ性格から、甘えん坊すぎる猫もいます!
しかし、育て方や関わり方によって猫が急に甘えん坊になってきたり、逆に、攻撃的になったりするので注意が必要です。
家の猫がなぜか急に甘えん坊になった場合には、何かポイントがあったのかもしれません!
そこで、猫を甘えん坊にしてしまう育て方について見てみましょう。
また、甘えん坊すぎる猫の注意点もご案内していきますね。
甘えん坊な猫の育て方!冬に抱っこをしてみよう
今回は甘えん坊なかわいい猫にする育て方を、2つご案内していきましょう。
猫は基本的には甘えん坊なのですが、「臆病」であったり「ビビり」な子に初めからどんどんスキンシップをとってしまうと、いつまで経っても慣れず嫌われてしまいかねません。
また、最初から甘えん坊な猫も、マイペースな子であれば、気乗りしないときに抱っこしたりすると怒って噛まれてしまうことがあります。
甘えん坊なかわいい猫にするには、その子のペースに合わせて構ってほしいとアピールした時にだけしっかりスキンシップをとる育て方をしましょう!
スキンシップの際、猫は、テンションが上がってしまい飼い主を甘噛みすることがありますが、「怒っている訳ではない」ので安心してください。
臆病でビビりな猫や人見知りな子を甘えん坊にする育て方は、「人は怖くないんだよ」とゆっくり時間をかけて慣れさせていくことです。
そうすれば、いずれ「甘えん坊なかわいい猫になってきたな~」と思う日が来るでしょう。
猫を甘えん坊にするためにたくさん話しかければ、「お喋り好きな子になり」、よく鳴くようになります。
なぜ、甘えん坊な猫がよく鳴くのかは、飼い主さんに話しかけて「構ってもらおう」としているからです!
猫を甘えん坊にする場合は、お返事がもらえるまで話しかけてみましょう。
冬は寒いため、抱っこの方が手で撫でたりするより暖も取れるため、猫がうざいほどスキンシップを求めてくることもあります。
季節的に冬になると猫は普段以上に甘えん坊になり、手で撫でるだけだと物足りなく、膝に乗ってきたり抱っこをいつも以上に求めてくるでしょう。
そのため、「冬は猫を抱っこするチャンス」です!
しかし、もともと抱っこが嫌いな猫もおり、無理やりすると嫌がって噛むことがあるため、求められたらするといった態度で接しましょう。
冬は寒く、おとなしい猫であれば何回でもチャンスはありますよ。
冬に猫が膝に乗ってきたら、そっと「手で包み込むことから」始めてみましょう!
猫の要求に応え続けるともっと甘えん坊になったり、いつまでもあなたのそばを離れなくなるかもしれませんね。
よく噛む猫がなぜか避妊手術の後から急に甘えん坊に!いつまで続く?
なぜか、もともと噛むような猫が「避妊手術後に急にどんどん甘えん坊になってきた」という話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
避妊手術とは「メス猫が妊娠しないようにする手術」のことです。
避妊手術後は性欲が減少するため、これまで噛んできたりと攻撃的だった子も、心穏やかでおとなしい猫になり どんどん甘えん坊になってくることがあります!
実際、避妊手術後に「もともと抱っこ嫌いだった猫がさせてくれるようになった」、「おとなしい子だったのに子供のように遊ぶようになった」など性格が変わることがあるんですよ。
ホルモンの関係や、それ以上に「動物病院に預けられた恐怖」で避妊手術後から甘えん坊になったと考えられます。
臆病な猫は病院に預けられ怖い体験をしたことで、退院後に「お家が一番」だと思います。
そのため、避妊手術後は甘えん坊になってきたという猫がいるのです!
その場合、いつまでその猫は甘えん坊な状態が続くのでしょうか?
多くの場合は、避妊手術後の猫の「興奮した気持ちが落ち着けば」しつこさはなくなるものです。
しかし、いつまででも続くこともあり、避妊手術後からずっと甘えん坊でおとなしい性格の猫に変わってしまうといったこともあります。
甘えん坊になった猫は「分離不安」に注意!おとなしい子も留守番中に鳴く
甘えん坊すぎると留守番中に「分離不安」を起こす猫ちゃんもいます!
「分離不安」というのは、主に猫が飼い主であるあなたがいなくなることで過剰な不安感によって生じる振る舞いです
ずっと飼い主と一緒にいて構ってもらえていた猫は、留守番など家で1匹になった途端、普段はおとなしい子でも何かを探して動き回ったり、急にかわいい声で鳴くことがあるのですが、このような行動をすると「分離不安」になっている状態と考えていいでしょう。
人がいない時に鳴くのは分離不安により飼い主を呼んでおり、今まで構ってもらっていた分、留守番などで急に寂しくなるのです。
また、もともと1匹でいることが平気な猫ちゃんでも、留守番が増えると 家に一匹でいる時間が長くなり寂しいことから、うざいくらい甘えん坊になってくることがあります。
しかし、育て方が悪いわけではなく、猫は元々何らかの依存性が高いことから分離不安は仕方がないところもあり、留守番など「一匹でいることにゆっくりと慣れさせていく」ことが大事です。
甘えん坊の猫は二匹目を飼っても大丈夫なのかチェック!
甘えん坊の猫を飼っていると、かわいいため留守番中など寂しくないように「二匹目を迎えようかな」と思ってしまうかもしれません。
しかし、甘えん坊すぎる猫がいる場合、二匹目を飼う際はかなり注意が必要です!
二匹目を飼うと、甘えん坊だった猫が甘えなくなることがあります。
なぜかというと、先住猫が二匹目の相手をしていると体力的にも精神的にも疲れてしまい、また、プライドが高い場合、新入りの前で甘えん坊になった姿を見せたくないという心理もあり、飼い主に甘えなくなってしまうことが多いからです。
人見知りな性格の猫も同様に、二匹目が来たら遠慮してしまい甘えなくなります。
「二匹目に飼い主を取られた」と思ってしまうと、猫同士の仲も悪くなりますし、甘えん坊な子が二度と甘えて来てくれなくなるからです。
そのように先住猫に思われないためにも、しつこいくらい「いつまでも大好きだよ」「一番かわいいよ」ということを伝えていきましょう!
また、先住猫が聞いたことがない「ウー」というような低い鳴き声で鳴くことがあれば、怒っている証拠なので、二匹目とは一回離した方がいいでしょう。
そうすれば、いつかまた以前のように猫が甘えん坊な姿を見せてくれるようになりますよ。